乳児湿疹は、いつまでに治るというものではない。気長に

乳児湿疹は勝手に治っていくから何もしなくていい、または湿疹が出てかわいそう早く治してあげたいから薬を塗ろうとお思いのお母様方、それは大きな間違いです。
乳児湿疹は色々な種類と原因がありますがここで紹介したいのは顔に出てくる赤いブツブツ、ニキビのような白いブツブツのような湿疹についてお話ししたいと思います。

生まれて間もない赤ちゃんはお母さんのホルモンの影響を受けやすく、
女性ホルモンが影響していると言われています。このホルモンの影響で、
過剰に分泌した皮脂がお肌の表面に溜まり、汚れや炎症、刺激(ひっかいたり)によってひどくなります。
赤ちゃんが悪いわけではないのですが、赤く炎症を起こすと痒みや多少の痛みもでますのでそのためひっかいたりこすったりしてしまい、
中の滲出液が出てさらに痒みが増したりもします。

あまりひどい湿疹だと、ついついお薬を塗って早く治してあげたいと思ってしまいますよね。そこがまず考えなおして頂きたいところ。
人は生まれた時から自然治癒力というものが備わっています。
赤ちゃんだからその力が弱いということはありません。
そこで、人の皮膚にもその力は大いにあります。皮膚バリア機能という言葉をご存知でしょうか?
皮膚の表面にある薄い膜で本来肌に必要な潤いを保ち細菌など外からの侵入を防ぐという機能なのですが、
湿疹が出来てしまったためにこのバリア機能が弱っていることは言うまでもありません。
そこで少しでも早くそのバリア機能を回復させるためには、お肌を清潔にし保湿する事が重要になります。

泡が残るかもしれないからと石けんを使いたがらないお母さんもいますが、まずは石けんで汚れや細菌を落とし清潔にした状態から保湿ケアを行います。
皆さんも知っての通り、お肌は弱酸性が一番近い状態ですので弱酸性と表記された保湿剤を使ってあげましょう。
夏場はかなり湿疹が出やすい時期でもありますので、できれば最低1日2回は清潔ケア保湿ケアをしてあげましょう。

湿疹のひどい赤ちゃんは、1日に何度か清潔なガーゼで拭いてあげるだけでも違いがでてきます。
うちの子も乳児湿疹がひどいほう(顔や首あたりがただれてしまいそうなほど)でしたが、ケアを見直しお薬を使わずに1ヶ月ほどで湿疹はなくなりました。
お薬を塗ることももちろん間違いではありません。
しかし、この清潔→保湿でバリア機能を回復させる事は、赤ちゃんの負担も少なく、
赤ちゃんとのスキンシップにも繋がりますので是非オススメしたいケアです。
乳児湿疹は2?3日で治るようなものではないので、治った時の我が子の顔を想像して気長に待ってみてはいかがでしょうか(^。^)


<h4>乳児湿疹病院によって処方や対処方法も違う。ステロイド入りとステロイドなしの保湿剤と薬で乗り越えました</h4>


乳児湿疹・・・私には二人の子供がいますが、やはり個人差がありますよね・・・。
上の子の時は、結構な湿疹度合いで「乾燥肌か?アトピーか?」っていうくらいの肌カサカサ。

痒がるから病院に行って、いろんな塗り薬を症状に合わせて、塗り分けるという状況でした。
下の子が生まれて今までのかかりつけから、ある理由で病院を変えて、薬を見せると「こんなに種類いらないよ!」
と言われ、数種類あった中から「保湿剤、ステロイドなしの薬とステロイド入りの薬」が残されて他は処分しました。
その代わりステイロイド入りの薬をかなり薄めたものを、常備薬として処方されました。

その薬が子供達には合っていたらしくて、ひどくなる前に塗ってあげると二日ほどで落ち着く状態になっていました。
でもできる限りは使いたくないのが親心?
体洗う時には湿疹が出始めてるところには、石鹸を使うのを控えたり塗り薬を使う前に保湿剤で補足りしていました。

基本的にはロコイドとアズノールで調合された薬、それでもダメな時はロコイドを使用していました。
成長するにしたがって、抵抗力がつくのか肌が強くなったのか、はたまた体質が変化したのか
湿疹が出ることも少なくなりました。
下の子は上の子よりはずいぶんマシでしたが、やはり湿疹は出ていました。
湿疹と汗もが重なったり、虫刺されなどがあると子供的に我慢ができないみたいで、良く掻き始めて
私に注意されていました。
小さいうちはちゃんと言えなくて、でも痒くて行動するしかなくて、親的にも可愛そうに思えるけれど、
よっぽどではない限り成長とともに引いて行くものだと思うので、いま頑張って格闘しているママたちには
今しばらく頑張っていほしいです。